無線LANはWi-Fi 6 / Wi-Fi 6Eの時代へ
Wi-Fi 6は最大9.6Gbpsという高速な通信速度だけでなく、通信の安定性、データ通信効率においても大幅に改善され、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に替わるソリューションとして広がっていくことが期待されています。
更にWi-Fi 6Eは5,925~7,125MHzという従来のWi-Fiには開放されていなかった周波数帯域の利用が可能になり、選択可能なチャネル数が増加することにより、より快適な通信環境の構築が可能になります。
Wi-Fi 6の特長
① 安定性 [OFDMA] [MU-MIMO]
複数デバイス接続時の通信効率を改善し、通信安定性が向上。混雑した電波環境でも低遅延で確実にデータを届けます。
② 省電力 [TWT] [Multiple BSS]
非効率な動作が多かった今までの無線LANスリープ機能を改善。適切な起床タイミングの管理と送信パケット最適化により省電力化を実現。パケット同士の衝突回避や効率的な電波干渉回避の仕組みも導入されて、多数ノード構成のシステムにも適しています。
③ 高速性 [1024QAM] [160MHz]
一度に送信できる情報量が向上し、8K映像伝送にも使用できる高速性を実現。より短時間で通信が完了するためその分スリープ時間を長く設定出来ることもメリットです。
Wi-Fi 6Eの特長
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新たな周波数である6GHz帯の追加により、使用できるチャネルが大幅に拡大。電波干渉なく同時に使用できるチャネルを多く確保することができるため、混雑も少なく安定した通信が可能になります。