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特定の温度より高温になると、急激に抵抗値が増加する特性を利用して、FET,パワーIC,その他発熱部の過熱検知に用いられます。
急峻な電気抵抗変化を利用することから、すぐれた耐ノイズ性を有します。また、複数の発熱箇所に対してもPTCを直列に接続したシンプルな回路で、過熱を検知することが可能です。これにより、ICポート数が削減でき機器の小型化に貢献します。

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短絡や誤接続等で過電流が発生すると、自己発熱による急峻な抵抗値の上昇で電流を抑制して回路を保護します。過電流が取り除かれれば自動的に元の状態に復帰し、繰り返し使えます。
セラミック材料を用いているため信頼性に優れ、異常発生から保護までの時間が短く、機器のメンテナンスフリー・安全性向上に貢献します。
また、同じ特性をもつ有機PTCやチップ抵抗器と比べて、高耐圧性,大電力容量であるため、チップの小型化が可能です。

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